VBAでChromeを操作する方法を誰にでも分かるように解説1(selenium使用の準備まで)
珍しくがっつりプログラミング関連の内容です。
自分の備忘の意味も込めて、VBAからSeleniumを使用して、Chromeを操作するための準備とサンプルとなるコードを画像付きでまとめていきます。
※Windows10を使用しているので、他のOSで同じようにはいかないかもしれません。
1.Selenium basicをダウンロード・インストール
まずはVBAでChromeを操作するために必要なSelenium basicを以下のページからダウンロードします。
ページの真ん中あたりのDownloadからRelease pageというリンクをクリックします。
すると最新版のSeleniumのダウンロード画面に遷移するので、exeファイルをクリックしてダウンロードします。
ダウンロードが終了したらそのexeファイルを実行し、インストールします。
基本的には何も気にせずインストールして良いと思いますが、僕はOperaなど普段使用していないブラウザのWebDriverは不要だと思ったので、チェックを外しました。
以下の画面まで来たら、Install folderを確認し、メモ帳かなにかに控えておいてください。後で少しフォルダ内を変更します。
控えたらインストールボタンを押下し、完了したら次の作業に移ります。
2.自分が使用しているChromeのバージョンに合ったDriverをダウンロードする
Selenium basicでChromeのDriverをインストール済ですが、自分が使用しているChromeのバージョンに合っていないとうまく動かないようです。(試してませんが)
まずはChromeのバージョンを確認します。
Chromeの画面右上、3つ点が縦に並んだボタンをクリックし、ヘルプからGoogle Chromeについてをクリックします。
すると以下のようにChromeのバージョンを確認出来るので、上2桁を確認してください。僕の場合は85ですね。
それではこのChromeに対応したDriverを、以下のページからダウンロードしましょう。
上記のChromeDriver 85~のリンクをクリックすると、以下のようなページに遷移します。
僕の場合はWindows10の64bitなのでwin64が必要かと思いましたが、win32で問題ないらしいです。最初「64bit版が無い!」とちょっと焦りましたが。
ここでダウンロードしたzipファイルを展開すると、中に「chromedriver.exe」というファイルが入っているので、それを控えておいたSeleniumをインストールしたフォルダの中に移動し、上書きします。
上記画像の左が、「使っているChromeに対応したDriver」で、右のSeleniumBasicに既に入っている同名のファイルは、「使っているChromeに対応していない可能性のあるDriver」です。
左のファイルを右のフォルダにそのまま移動させ、上書きしましょう。
あとはEXCELなどでVBEを開き、参照設定からSeleniumを使用出来るようにしましょう。
上画像のSelenium Type Libraryのチェックを入れて、OKを押下します。
ここまでで事前準備完了です!
次の記事で実際にSeleniumを使ってChromeを操作します。
まだまだ初心者レベルですが、自分なりにプログラミングの学習方法などをまとめたりしているので、良ければ他の記事も見ていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。