未経験プログラマーの雑記

元個別指導塾運営者、現プログラマーによるブログです。教育や自身の学びについて発信していきます。

教育業界の社員が全然成長せず退職するの面白いですよね

今回は珍しくプログラミングとは全く関係なく、教育について思いつくままにつらつらと書いていきます。

プログラミングとか転職活動についての記事をご希望の方は、過去の記事を読んでいただければと思います。

 

なんでまた急に教育についてかというと、特に何かきっかけがあったわけでもないんですが、もともと教育業界に身を置いていたこともあり、今でも教育については関心があり、ふとした拍子に考えているんですよね。

学校教育についてももちろん考えるんですが、それだけでなく会社での人材育成とか、そういう意味の教育にも興味があります。

 

前職の塾会社では日本の将来を担う人材を育てることが仕事であると偉そうに言っておきながら、自社の社員すら満足に育っていなかったのが笑えますが、実際のところ、会社が自社の社員を成長させるのって難しいですよね。

 

学校教育でもそうですが、結局優秀な人は「人から言われなくてもやる」「指示待ちではなく自主的に」が共通点ではないかと思います。会社でもそうですね。言われたことしかやってないけどやたら評価されてる、という人はあんまりいないんじゃないかと思います。

 

でも、そういう優秀な人たちも、最初から何も言われずに自主的に動けたかというと、全員が全員そうではないのではないかと思います。

ただ、間違いなく言えるのは、「まだなんの経験も積んでない人が、座学的に研修を受けたところで、そういう自主的に動ける人材にはならないよな」ということです。

 

僕もまだ会社としては2社しか経験していないですし、1社目は一応研修と呼ばれるものはあったものの、今いる2社目はそもそも研修がなかったので、会社で実施されている研修がどんな内容か、平均的にどんなものなのかは正直掴みきれていません。

 

ただ、ツイッターやテレビなどで流れてくる、マナー講座的なものや、体育会系の権化みたいな汗と涙の研修合宿みたいな、前時代的で100%精神論みたいな研修もなくはないんだろうなと思います。

実際前職の研修では合宿的なことありましたしね。深夜まで次の日の研修の準備して、朝はやくから研修して、みたいな。

正直何したかとか全く覚えてないんですけどね。

全否定するつもりは無いんですが、もっと他にやることあったよな、と今になると思います。

 

話がそれましたが、「自主的に動ける人を作るにはどうするか」が人材育成においてすごく大切なことは、自分自身学生、社会人を経験し、教える立場にもなっていたのでとても実感しています。

 

もちろん「自主的に動け!」とか言っても人は動かないですよね。

じゃあどうすれば良いかといえば、万人に通じるかはわかりませんが、自主的に動いたほんの些細な点を見つけて、認めてあげることが一番かなあというのが今の所の結論です。

他人が出来るのって、それが限界だと思うんですよね。

いくら自主的に動くことの重要性を説いたところで、

「都合の良いように動く人がほしいだけだろ」

と思うはずです。(僕が特別ひねくれている説もあり)

ただ、自主的になかなか動かない人の中で、100%指示されたことしかやらない人ってあんまりいないと思うんです。

…いますか?……あ、その人は、もう、一旦置いておいてください。無理です。

 

ほぼほぼ指示通りにやってることでも、ちょっとだけその人なりに工夫してやってくれたとか、言ったこと以上のことに気付いて動いてくれたとか、そういう部分をしっかり汲み取って、声掛けをするっていう、ある種の報酬があるからこそ、動いた側も

「自分なりに考えたことをちゃんと見てもらえた」

「やったことが評価された」

となり、自主的に動くことのモチベーションになるわけですね。

 

僕は塾で働いていたとき、何も言っていないのに授業時間にしっかり席に座り、勉強道具を準備し、宿題にしていたノートを開いている生徒に対して

「ありがとう」

とよく声掛けをしていました。

普段は授業が終わったらそのまま帰る生徒が、机の上に散らかった消しゴムのカスを捨てて机をきれいにしてくれた時とかもそうですね。

 

自主的に動くことって、大人でもやっぱり難しいですし、何をしたら良いか気付け無い人も本当に多いと思います。僕自身、自主的に動くのはあんまり得意ではありません。

 

でも、他の人が何かを頼んでもいないのにしてくれた時に、それに気付く努力は、全ての人がすべきだなと思います。

そうすることで自主的に動く人がどんどん増えればその人たちは成長しますし、その人達の行動を見ることで、「あ、こういうことに事前に気付いて動けば確かに助かるな」と自分自身も参考にすることが出来ます。

 

そしてこういう意識を常日頃からしておき、それを積み重ねていくことこそ大事だなと思うので、一時的な研修合宿とか、月に1回のマナー研修とか、個人的には好きじゃないです。

 

もし研修を受けるなら、EXCELの研修とか受けたいですよね。本当はプログラミングの研修とかが非IT企業でもあれば良いなと思いますが、ちょっとハードル高いので、EXCELの基礎的な使い方(関数の使い方とか)くらいはしっかり研修してあげるべきな気がします。

 

そういう研修を時前で出来ないなら、外部の講師とか呼べば良いですよね。

『すごい改善』さんの講座とか会社の費用で受けられるとかならめっちゃ受けたいです。(そのくらい自費で受けろって言われそうですけど)

sugoikaizenonline.com

 

まとまりが無くなってきましたが、人材育成って本当に大事だし、一朝一夕でなんとかなるものではないので、しっかり長期的に計画を練って、その目的を研修する側も、研修を受ける側も正しく認識した上で実施するべきですね。

じゃないと時間の無駄です。

 

人様の成長についてどうこう語る前に、僕も自分自身をしっかり磨いていこうと思います。

というわけで基本情報技術者試験に向けての勉強頑張ります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。