未経験プログラマーの雑記

元個別指導塾運営者、現プログラマーによるブログです。教育や自身の学びについて発信していきます。

私がプログラマーに転職したことに対してのQ&A

・はじめに
 プログラミングとは全く無縁の業種から独学し、現在プログラマーとして働いているのですが、ツイッターでフォロワーさんから質問されたことに対し、自分なりの経験や考えをまとめました。
 もしプログラミングに興味があり、転職を考えられている方は参考程度に読んでいただければ幸いです。
 
・前提として
 ・私は東京や大阪など、ITの会社が乱立しているところでは転職活動をしていません
 ・スクールには通わず、独学でプログラミングを学びました
 ・転職活動中に子どもが生まれ、現在3人家族です
 ・転勤不可、車での出勤不可
 ・IT系へのツテ皆無
 ・妻は働いていないので収入が少ない(家族を養えない)ところ不可
 こんな条件・状況で転職活動をしていました。
 
Q1.未経験分野への転職にあたり、年収は下がるのではないか。転職活動で受けた会社の相場はどのくらいだったか。
 
A1.年収ですが、私の場合、前職とほぼ変わりませんでした。前職は年収で言うと400万程度でしたが、塾だったので春期講習、夏期講習などの講習時に残業が多くなり、その結果の金額でした。
 
その残業代込みでは確かに前職の方が現状給与は高いですが、基本給で言えば同じくらいです。プログラマーになってからまだ賞与をもらうタイミングを迎えていないので、あとは賞与次第なところもあります。ちなみに前職も現職も賞与2回です。
 
転職活動で受けた会社の相場ですが、大体総支給で16万~22万のところばかりでした。中にはみなし残業40時間分も込みで、というところもあったので、時給いくらだよ…という感じのところは珍しくなかったです。
 
ただ、そういうところの大半から書類で落とされ、面接に行けても「未経験はちょっと…」というリアクションをされて落とされ、…なかなか難航しましたが、手あたり次第応募しているうちに今の会社に巡り合えたので、途中で折れなくて正解でした。
 
Q2.1年間でどのくらい客先に訪問したか
 
A2.まだ1年間経過していませんが、一度も行っていません。客先からの依頼を受けて、自社で開発しているような状態なので、基本的にはプロジェクトリーダーが客先とのやり取りをしています。
 
Q3.業務内でその都度勉強し、様々なスキルが身についていくものなのか
 
A3.私自身が今携わっている業務が製造、単体テストにあたる部分ですが、プロジェクトに加わってから、初めて身に付いたスキルはたくさんあります。設計書の読み方や、ER図の意味、それをプログラムとして実現する方法や、業務で使用するソフトの使い方など。
 
プロジェクトごと、担当する業務ごとに知らなければいけない知識は変わると思いますが、製造、単体テスト部分を経験すると、かなり全体の流れはイメージしやすくなるように思います。(もしテスターだけを担っていたらいまだにプログラムを自力で書けていないんじゃないかと)
 
あと個人的には、「スキルを身に付けないと仕事が終わらない(残業地獄になる)」と思っていたので、最初の1か月は毎日頭痛がするほど頭をフル回転していました。
 最初は覚えるべきことが多く、考えることも多かったので、自分の頭で覚えたり考えなくても良いように、ちょっとしたことでもExcelマクロで自動化したり、色んな工夫をしました。出来るだけ全エネルギーを「最低限自分の頭で考えなくてはいけないこと」に集中させることを意識した結果、3か月経った頃には自力で出来ることがほとんどになりました。
 
ちなみに「プログラマーとして働けば絶対に誰でもスキルが身に付くか」と言われると「No」だと思います。私よりも後にプロジェクトに参加した人がいましたが、業務に付いていけず、辞めました。
 
 プログラミング歴自体は私より断然長かったのですが、コミュニケーションを取ろうとしない、理解していないポイントを解決しようとしない、効率化の工夫をしないなどなど。
 
 もしプログラマーとして会社に属し、チームで働くことを考えるのであれば、プログラミングのスキル以前に、「正しく意思表示をすること」「自分で試行錯誤すること」の2つは絶対に必要だと思います。
 
 また、先ほど少し触れましたが、「どんな業務を担当するか」でスキルが身に付くかどうかは全く変わってきます。私自身、最初はテストだけを担当する「テスター」として配属予定でしたが、たまたま予定変更して設計書からプログラムを書く「プログラマー」として配属になりました。
 
 最初こそ不安もあり、苦労もありでしたが、今ではこの偶然が本当にありがたかったと思っています。たぶんテストだけを担当していたら、スキルが身に付かないどころか、早々にやめていた可能性も大いにあるからです。
 
・最後に
 ここまで実際にツイッターで質問されたことをもとに書いてきましたが、あくまで私自身の経験をもとにした内容ですので、全てのケースに当てはまることではない、ということは注意してください。
 
 もし今回記載した内容以外でも質問などあればツイッターのリプライやDMなり、ブログのコメントなりで気軽にお聞きいただければと思います。
 
 最後まで読んでいただきありがとうございます。